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【絶版本・品切れ・復刻】営業担当に聞いてみた!POD出版で埋もれたコンテンツを掘り起こそう【プリント・オン・デマンド】

「POD出版? 興味はあるんだけど、活用までは至っていないですねえ」

この記事は、そのような出版社をはじめ、出版に興味をお持ちのすべての企業のお客様に向けた内容です。
PUBFUNのPOD出版サービスについて、とりあえず少しでも知っておいていただくだけで、御社の出版の可能性はきっと広がります。

そこで今回は、実際にお客様からよくご質問いただくポイントについて、弊社の営業担当に質問してきました!
この記事を通して、弊社の法人向けPOD出版サービスの特徴を簡単にご理解いただけるようになっていますので、ぜひご覧ください。

400社以上の出版社が活用するPOD取次サービス

――早速ですが、まずはPUBFUNが提供している「法人のお客様向け」のプリント・オン・デマンド(POD)出版サービスについて、説明をお願いします。

担当O:PODは在庫も絶版も発生しない新しい出版のカタチです。大手ストア(Amazon・三省堂書店・楽天ブックス)にて、読者からの注文に応じて紙の本を一冊ずつ印刷・出荷して販売することができる完全受注生産のため、在庫を抱えるリスクも在庫切れの心配もありません。絶版本の復刻や品切れタイトル、在庫僅少本への対応のほか、PODオリジナル作品の展開にもご活用いただけます。

担当K:PUBFUNの法人向けサービスは、いわゆる「POD版の取次サービス」です。出版社からデータをお預かりして、各出版社の名義でストアに並べます。現在、400社以上の出版社に活用していただいています

――PUBFUNに取次を委託するメリットはどのようなところにありますか?

担当K:各ストアによって印刷機、製本機や用紙を自前で用意しており、印刷・製本コストが異なるので、厳密にはストアごとに原価が異なります。でも、出版社がストアごとに原価を計算しながら本の販売価格を設定するのは大変ですよね。

そこで、原価はすべてPUBFUNが負担し、出版社の方には設定した希望小売価格に固定の料率をかけて、売れた冊数分の金額をお戻しする、というわかりやすい仕組みにしています。

担当O:データに関しても、Amazon向けのPDFファイルと書誌情報をご用意いただければ、当社のシステムで各ストア向けのフォーマットに変換して配信しますので、出版社が各ストアごとにデータ(=PDFファイルと書誌情報)を作成する必要はありません

――「各ストアで機材や用紙を用意している」とのことですが、印刷の仕上がりもストアによって変わってくるのでしょうか?

担当O:そうですね、厳密にいえば、仕上がりも微妙に異なってくることになりますが、読者の方からそこを指摘されることはほとんどありません。それぞれ客層にも特徴があって、Amazonは比較的男性向けの印象がありますが、楽天ブックスは楽天経済圏の影響なのか、女性の方にも利用されやすいようです。三省堂書店はリアル店舗での取り扱いが強みですね。

――三省堂書店では、店舗で本を購入できるのですか?

担当O:はい、神保町本店(小川町仮店舗)にPODの設備をお持ちですので、そこで印刷・製本を行ないます。タイミングが良ければ、その日のうちに刷りたての本を受け取れます。全国の三省堂書店さんの店舗でもご注文とお受け取りができます。

――写真の色や解像度といった印刷品質についてはいかがですか?

担当O:実物をご覧いただくと「思ったよりだいぶきれいですね」「これだけ色が出れば十分」という声をいただくことも多いんですよ。

担当K:画像データとしては、解像度300dpi以上でご用意いただくようお願いしています。それ以下ですとストア側でエラーとなり、受付できない場合があります。

写真1

――表紙はPP加工になっていますね。

担当O:カバーのないペーパーバック仕様で、グロスPP(艶あり)とマットPP(艶なし)からお選びいただけます。

紙の銘柄はストアから公表されていないのですが、表紙はこの紙、本文はこの紙といった具合に各ストアで決まっていて、本文がモノクロ印刷のみの場合、紙の色はホワイトとクリームからお選びいただけます。カラーページが1ページでも含まれる場合は、全ページがカラー印刷専用紙になります。

表紙加工の違い。左がグロスPP、右がマットPP。
用紙の違い。手前より順に、ホワイト、クリーム、カラー用。
用紙の違い。手前より順に、ホワイト、クリーム、カラー用。

――仕様によって原価も変わってくるのですか?

担当K:原価は、本文のモノクロページとカラーページの総ページ数によって決まり、カラーのほうがページ単価が高くなります。

先ほど申し上げた通り、原価はストアごとに異なりますので、PUBFUNから出版社へは、例えば「100ページのモノクロ印刷なら、この金額以上で価格を設定してください」「カラーページがある場合は、1ページにつき5円をプラスして設定ください」とご案内しています。

例えば、「100ページの本のうち10ページがカラー」の場合、基本価格の1000円に50円(5円×10ページ)を上乗せした、1050円(税抜)以上の希望小売価格を設定していただいています。印刷にかかるコストを下回らないようにする最低価格を設定しているわけです。

――後ろに数ページ白紙がある本もありますね。

担当O:AmazonのPOD本はページ数が4の倍数という縛りがあり、最後には断り書きのページが入りますので、ページ数が合わないときには調整のために空白のページが挿入されることがあります。それと、表2(表紙裏面)・表3(裏表紙裏面)には印刷ができないので、対応をご検討いただくことになります。

Amazonで販売されるPOD本には、最後のページに断り書きのページが挿入されます。
Amazonで販売されるPOD本には、最後のページに断り書きのページが挿入されます。

PUBFUNなら、PODを一般書籍並みの価格で提供できます

――昔の本を復刻したいというニーズも多いようですが、データがない場合はどうしているのですか?

担当K:底本をスキャンしてPDF化するサポートもしています。スキャンしたデータをお渡ししますので、POD版だけでなく、Kindleなどの電子書籍出版にもご活用いただけます。

担当O:紙の本で読みたい方、電子書籍で読みたい方、どちらもいらっしゃると思いますので、両方の形式で提供することで、より多くの読者に届けることができます。

――すでに在庫がない本の復刻の場合、ISBNコードを使い回すことはできますか?

担当K:いえ、別の商品扱いになるので、ISBNの流用はできません。POD用に新たにISBNコードを取得していただくか、ISBNコードなしで販売することも可能です。

――雑誌のバックナンバー復刻も読者からの需要が大きいですね。

担当O:掲載されている情報は古くても、その資料的価値や思い出などから人気が高いですね。ただ出版社の方からは、雑誌の記事や広告には大変多くの人が関わっているので、権利関係の処理が難しいというお悩みをよくお聞きします。

担当K:どうしてもそのままの復刻が難しい場合は、例えば、人気企画や連載をまとめた単行本など、可能な範囲での復刻でも、読者の方に喜んでいただけるかもしれませんね。

担当O:本文は24ページ以上あればOKですし、ページごとにカラー印刷、モノクロ印刷を自由に選択できますので、この点ではオフセット印刷よりも柔軟に対応できます。

――既刊本をPOD出版したい場合、データはどのように用意するのでしょうか。

担当K:InDesignのデータをお持ちであれば、PDFに書き出していただければ、基本的にさほど難しいことはないと思います。ただし、一般的な印刷とは違い、ページの周囲に6.4mmの余白が必要です。その余白内にテキスト要素が入ってしまうとNGになります。絵柄などは問題ありません。

担当O:オンデマンドで各ストアで1冊ずつ作りますので、若干のズレが発生する可能性がないとは言い切れません。印刷された文字が欠けてしまうことを避けるため、余裕を持った余白を設ける規定となっているのだと思います。データ作成でご不安な場合は、お気軽にご相談ください。

――カラーモードはCMYKでの入稿ですか?

担当K:はい、CMYKでの入稿をお願いしています。RGBでも入稿は可能ですが、最終的にCMYKに変換されるため、色味が変わってしまいます。そのため、最初からCMYKでデータを作成していただくことを推奨しています。

また、プリント・オン・デマンドでは特色という概念がありませんので、元のデータが特色を使用している場合は、CMYKで表現できる色に置き換えていただく必要があります。

――色味の調整についてはいかがですか?

担当O:オフセット印刷のように、「全体的に色を盛ってほしい」「この色を抑えてほしい」といった印刷機での調整はできませんので、入稿する前のデータで調整していただいています。

担当K:サービス開始当初はPODの原価が高すぎて、設定価格が高額になってしまい、専門書などの高額書籍でしか活用できない状況でした。そこから各書店との原価交渉や、仕様の画一化といった取り組みを通じて、一般の書籍と同じような読者が手に取り易い価格で並べられるようになった経緯がありますので、その分、出版社の方にもある程度はご理解いただければと考えています。

担当O:欲しい読者がいたらすぐに本を買える状況を提供できるというメリットを、ぜひ活かしていただきたいです。

――カバーや帯も作れるのですか?

担当O:ストアで販売するものはカバーや帯のないペーパーバック仕様になりますが、当社で「オンデマンド印刷」という名称でご案内している少部数印刷では、カバーや帯を巻くことも、またハードカバー(上製本)にも対応していますのでご相談ください。

担当K:展覧会や講演会、自社サイトでの販売用などにご利用いただいています。こちらもぜひご活用ください。

――絶版本復刻、オリジナル企画の出版、現行商品の品切れ防止、書店返品対策、保管コストの削減など、色々と活用いただきたいですね。今日はありがとうございました!

ハードカバー本も作ることができます。
ハードカバー本も作ることができます。

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