この度は、このような機会を与えていただいてありがとうございました。
まさかこんなことになるなんて、という感じですが、本を作ったことがきっかけで、こんな素敵な世界を知ることができて本当に良かったと思っています。
そもそもパソコンが苦手で持ってさえもいなかったのですが、「サワー種のパンの魅力を発信したい」という気持ちひとつで、本を出す夢を描いてMacを買い、分からないことはひとつひとつ調べながら進めました。
普段はそれほどやる気がないタイプなんですけど(笑)、自分のやる気に自分でびっくりしています。
好きなことがあると、やれるんだなって思いました。ありがとうございました。
携帯電話はガラケーで十分、もちろん自分のパソコンなど持っていない、というほどのアナログ人間だったという著者。自身の体調不良による入院をきっかけに、やりたいことを後回しにするのはやめようとパソコンを手にして一念発起。「大好きなサワー種のパンの魅力を伝えたい」という長年の夢を出版という形で叶えるべく、パソコンの基本操作の勉強から始めたそうです。
自宅パン教室を開いていたご経験も手伝ってか、クオリティの高い写真がふんだんに使われ、説明もていねいで分かりやすくまとめられています。初めての出版、パソコンも使えないという段階からここまでの本を作り上げるに至った点も高く評価されました。
◎グランプリ選評
この本は、著者が初めて手にしたノートパソコンとスマホ、そして無償アプリだけで作られたそうです。あとがきに「本を作り上げることができたことに、正直、自分が一番驚いています」と書かれているように、超のつくアナログ人間だったところから「このパンの魅力を発信したい」というシンプルな夢を加速させ、ミニマムな制作環境で、かつ高いクオリティで実現されたことに対し、驚きとともに高い評価が集まりました。
理系の国家資格である電験の、2大ブロガーによるコラボ出版。電験に関するブログの運営や専門誌での執筆をされていた山岸さんが、書籍化の希望が殺到するほどの人気サイト「電験王」の管理人である岡本さんに声をかけ、お互いのノウハウを持ち寄っての出版が実現したそうです。
本企画の潜在購入者数の少なさから「Amazonでの小ロット販売を低コストで実現」できるPOD出版を選び、受験層がなるべく購入しやすい価格帯を目指して作られたこと。KindleやPDFでの販売も用意するなど、読者に対しての配慮や工夫がされていること。またシリーズで出版されるという継続性や、好調な販売実績も高く評価されました。
著者自身の勤務先での業務改善の経験を踏まえた、社内外でのコンサルティング内容をまとめた一冊。元々は社内向けの論文でしたが、この知識は広く公開すべきだという社内の後押しもあり、POD出版に至ったとのことです。
専門的な内容を専門用語を避けてわかりやすく伝えるなど、最後までつまずくことなく読み進められるように、徹底した読者目線で作られていること。また初めての出版経験にも関わらず、ごく一般的なワープロやプレゼン向けのアプリだけで、出版のプロによるものではと思わせるほどに、美しいレイアウトを実現されていることが高く評価されました。多品種少量というテーマもまさにPOD出版に通じているという解釈はできすぎとしても、ビジネス書は個人出版で行える時代が到来したと感じさせる一冊。
ユーフォニアムとは、吹奏楽などで使われる金管楽器の一種。この本は、日本唯一のユーフォニアム専門店を営む著者による、世界初のユーフォニアム写真集です。
楽器の演奏技術を磨くだけではなく、自らの演奏する楽器の歴史や造形にも目を向けてほしい、そしてこの写真集では伝えきれない魅力については、ぜひ博物館に足を運び実物を見てほしい、と語る著者の楽器愛、ユーフォニアム愛が溢れている。それぞれの金属の質感が伝わってくるような美しい写真、紙の本っていいものだなと思わせられる体裁、そしてこの著者だからこそ作れたであろう、ご自身の経験や仕事が活かされた貴重な内容が高く評価されました。
前回のアワード2020での審査員特別賞に続く連続受賞。出版社でのDTPや執筆経験もある著者が、第一次世界大戦で使われた軍用機を中心に、ヨーロッパにおける黎明期の飛行機とその技術発展についてまとめた一冊です。
よくぞここまでと驚くほど大量に集められた歴史的写真の資料性の高さ、読みやすい構成、紙面から伝わってくる熱い思い、POD出版との親和性。他にも専門領域で資料をお持ちの方は、ぜひ著者にならってPOD出版していただきたいと思わせるほどのユニークな活動内容が高く評価されました。後世に残す価値がある内容だと思います。
国内、海外のホテル60軒について、宿泊した部屋の寸評と寸法(実測平面図)を見開きで載せたユニークな本です。しかもこの平面図はホテルのロゴが入ったメモ用紙に描かれています。
1970年代に出版された『河童が覗いたヨーロッパ』で、宿泊したホテルの部屋の「実測平面図」を初めて見て驚いたのですが、筆者もその影響を受けて本書を出版したとの事。ホテル設計の専門家なので、妹尾河童さんよりも詳細で、質感を含め、微に入り細に入り描かれていて、旅行が制限されている今、見て読んで楽しめます。個人出版はブログなどのWebから書籍へという流れが一般的ですが、この書籍をもとにWebサイトを作るのも面白いと思います。コロナが明けたら、Airbnbでの気楽な旅など、趣味として長く続けてください。
(イースト株式会社 取締役 会長 下川 和男)
すばらしい賞をいただきまして、ありがとうございます。これもネクパブ・オーサーズプレスさんとの出会いがあったからと感謝しています。
この本は、自分自身で撮影した花のカラー写真に、花が発するメッセージを1ページごとに掲載しています。
心がけましたのは、他人の言葉ではなく、自分の言葉で語りたい、ということです。
編集するにあたり技術的になかなか難しくて、その都度マニュアルを読み返したり、ネクパブのサポートさんに何度もメールで問い合わせをしたりと、悪戦苦闘の連続で何回か挫折しかけたこともありました。
ですが、こうして本ができて、長年心の奥底に滞っていた大きな宿題をやっとやり終えたという、そんな充実感を感じております。
長年の夢が達成できましたのも、ネクパブさんのおかげです。どうもありがとうございました。
facebookやインスタグラムなどSNS全盛のいま、ブログに労を割く表現者は少なくなっている。すこし前までは頻繁に投稿していたものの、いつしか滞ってアクセスすらしなくなることも多い。だが、このまま世の中にある数多くのブログを埋もれさせたままで良いのだろうか。
短文であり、また断片的な情報のつなぎ合わせとなるSNSに比べ、ブログの文章は長文であり、連続的であることが多い。何かについて詳しい情報を知りたいとき、SNSよりもブログにまとめられたもののほうが有用となることは非常に多いだろう。
この「花のフォトエッセイ」は古野一子さんの花との出会いと歴史が克明に綴られており、美しい写真とともに、ひとりの人生を追体験することができる。
ネット内のバーチャルな世界に留めるのではなく、出版して現存させることに意味があると感じさせる内容だ。
審査員特別賞に選出するとともに、放置状態に近いブログをお持ちの方に、このような方法で再誕生させることが可能だということも知らしめたいと考える。
(ネクパブ栄誉賞 受賞著者 山本 義徳)
この度は、PODという素晴らしい技術により、本を出版する機会を与えてくださり、さらには素晴らしい賞をくださったネクパブ・オーサーズプレス様に感謝申し上げます。
僭越ですが、「競馬の教科書」についてコメントさせていただきます。
競馬界には情報が溢れています。情報化社会の波に飲み込まれ、馬券購入者が消化不良を起こしている状況を見かけます。そして、要領良く情報を使えている「勝ち組」と、情報に踊らされている「負け組」の格差が、ここ10年で拡大した印象があります。
「競馬の教科書」では、競馬で勝つために「すべきこと」「したらいけないこと」について、私が取り組んでいることを体系的にまとめています。努力の方向性さえ間違えなければ、競馬は勝てます。この本は、「こうすれば勝てる」に突っ込んだ実務本です。
英雄ディープインパクトがこの世を去り、孫が大活躍する時代に突入しました。競馬の歴史はあっと言う間に過ぎ去ります。本書も時代の流れに乗り遅れぬよう、2022年1月に改訂版を出版します。
本書が競馬予想の一助となれば幸いです。本日はどうもありがとうございました。
コロナ禍で、週末も外出をせず家に居る時間が増えたためか、オンラインで競馬を楽しむ人が増えているという。20年あまり競馬ファンを続けている自分だが、同好の士が増えるのはとても嬉しい。楽しみ方は千差万別で、血統重視、タイム指数重視、騎手重視、パドック重視など人それぞれと言えるが、長く続けるためには、あまり大きく負けないことが重要だ。そして、出来れば、回収率100%以上としたい。本書は、その「回収率100%以上」を実現するための予想ファクターを、重要度と共に解説している。中でも重視しているのがトラックバイアスで、コースの特徴を頭に入れてから予想するとよいとのこと。予想のポイント解説や、ケーススタディも豊富だ。いつまでたっても回収率100%未満の自分としては、学ぶところが多い。
著者もTwitterでの情報発信をされているが、こうして書籍の形で情報とノウハウをまとめてくれたことに、感謝したい。競馬への真摯な気持ちが伝わってくる良書だと思った。
(株式会社Impress Professional Works 代表取締役社長 土田 米一)
年々、当アワードへの小説のエントリー数は増え、今年は約15%のご応募がありました。その中から初の選出です。
インターネットラジオ放送局を20年に渡って運営する著者を中心に制作されるラジオドラマ。常に課題となっていた脚本不足を解決しようと遂にご自身で「原作」の執筆に取り組み、今作は3作目とのこと。声優オーディションを経て録音、YouTube への公開はもちろん、Audible や Apple Books などのオーディオブックも販売されています。
多彩なメディアミックス展開の一環として、これまで唯一未着手だったというプリントメディア。自ら挑戦され、いまやライフワークであり名刺がわりであるとの「逆転発想」の楽しみ方を評価しました。表紙もオリジナルデザインであり、また、作中に登場するバンドの音楽まで自作、プロの領域ながらすべてが""DIY""です。
もともと音声メディアを想定しているためか、章立てや言葉の使い方がコンパクトでわかりやすいです。フランケンシュタインとのアナロジーを用い、現代から近未来に向かって「シンギュラリティ(技術的特異点)に至ったAI(人工知能)と人間の純愛」をテーマとした点も面白く読めました。次回作以降への意欲にも期待をしております。
(株式会社インプレスホールディングス 取締役副社長 塚本 由紀)
ご自身の経験を元にした、フリーランスの進化系「フリーランスマフィア」についての提案書です。フリーランスマフィアを「個人事業主でありながら、複数のジャンルの仕事をこなし、人や企業をつなげて収入を得たり共に働いたりする仕事」と定義し、ファッションブランドマーケティングやマフィアコラボなど新しい概念を提示しています。
時代はいまコロナ禍で、テレワークを代表とする働き方の激変が進行中です。時代は、仕事を場所や時間の制約から解放し分散化していると思われますが、本書の「フリーランスが企業や人をつなげていく」という提案はまさにこの流れに合ったものだと思います。また、ビジネスの中に社会貢献を取り入れSDGsも意識しようという呼びかけにも共感しました。
著者は、Webサイト、ブログ、SNSなどネットメディアを上手に活用されていますが、今回のPOD出版はそれらと連携しながらも出版物として個別に美しくデザインされており、デジタル時代における出版メディアの意義と位置づけを提案していることも評価させていただきました。
(株式会社インプレスR&D 代表取締役社長 井芹 昌信)
YouTuberとしても活動している著者がまとめた、社交ダンス・競技ダンス・ダンススポーツの女性ダンサー向けの書籍。20年以上にわたる著者自身の経験を元に、トップダンサーを目指す上での心得や極意などを女性ダンサーを対象にまとめた内容となっています。自伝の側面もありながら、教則本としても役立つ内容であり、Amazonのカスタマーレビューでの評価も高い書籍です。
書籍自体も、文章を中心としながらも写真や図版を用いて読みやすさを意識していて、全体的な構成を含め書籍としてしっかり作られています。PODを用いた出版のほか、電子書籍やYouTubeなど、さまざまなメディアを用いて発信する姿勢を含めて、高く評価しました。
(株式会社インプレスR&D 取締役副社長 / NextPublishingセンター長 福浦 一広)
※特別賞1枠(賞金10万円)該当者なし
2021年3月31日に行われた、オンライン授賞式の模様をお届けします!
当初は表彰対象を「作品」そのものとしていましたが、昨年度より「作品」とそれを産み出した「人」をたたえるアワードとして企画しました。
どんなジャンルでも、厚い本も、薄い本も。
内容も表紙も、自分の思うままに作れる、まさに本のDIY。
プロ・アマ、年齢、ジャンル問わず、どなたでも出版・応募できます。
出版をもっと身近なものにするこの新しいツールを体験して、
あなたならではの本を、この機会に世に出してしてみませんか?
あなたが届けたい、残したいことを待っている誰かが、きっといるはずです。
ご応募お待ちしています。
POD(ピーオーディー=プリント・オン・デマンド)は、紙の本を1冊ずつ作ることができる技術です。
多数のご応募、ありがとうございました。
二次審査の通過者には、3月中旬頃にメールにてご連絡いたします。
ネクパブ公式Twitterにて、
応募作品を紹介ツイート中!
2020年 11月6日(金)
2021年 2月10日(水)
受賞資格は原則としてアカウント所有者であるユーザーに付与されます。
インプレスR&Dが運営する「出版ブランド開設サービス」を利用して出版している方は対象外となります。
2021年2月10日をもちまして
応募受付を終了しました。
多数のご応募ありがとうございました!
#ネクパブPODアワード
#ネクパブ著者
応募後は、ぜひソーシャルメディアで作品を紹介し本の存在を多くの人に拡めましょう!
Twitterでハッシュタグを付けていただければ、ネクパブもリツイートをお手伝いさせていただきます。
※該当者がいない場合、受賞者なしとなる場合があります。
※応募状況により、賞の内訳が変更となる場合があります。
出版内容、企画、革新性、オンデマンド出版ならではの活用方法、作品に込めたメッセージ、デザイン、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などを活用したPRの努力・工夫など、さまざまな観点で審査を行います。出版することで得られた新たな体験、起こった変化、読者の反応など、著者自身の出版体験そのものも評価対象となります。
※各賞に選ばれた方は、授賞式への出席のほか、メディア取材、弊社WebサイトやSNSへの掲載をお願いすることがあります。
株式会社インプレスR&D