発売3か月で、本の売上は約6分の1に。そこから、本のためにできること

発売直後はたくさん注文が入ったのに、ひと月もすると動きが静かになった。本を出したことのある方なら、そんな経験があるかもしれません。
これは特別なことではなく、多くの本がたどる道です。パブファンセルフでAmazonのプリントオンデマンド(POD)として販売されている本の売上データからも、その「形」がはっきり見えてきました。
とはいえ、時間をかけて形にした本の動きが静かになっていくのは、やはり寂しいものです。ただ、データをよく見ると、売上が落ち着いた後の本にも、まだできることがありそうです。
売上のピークは、ほとんどの本で「発売直後」
まずは、発売後の売上が平均的にどう動くのか、見てみましょう。

発売1か月目に売れた冊数を100とした場合、2か月目は26、3か月目は17と、およそ6分の1まで下がります。その後もゆるやかに減り続け、1年後には5ほどになります。
1冊ずつ見ても、同じ傾向です。発売後1年間に売れた本のうち、4冊に3冊は発売1か月目が一番よく売れた月でした。発売から3か月以内に売上のピークを迎えた本は、約9割にのぼります。
発売直後によく売れるのは、発売を待っていた読者がいて、著者も告知に力を入れる時期だからでしょう。その山を越えた後は、売上は少しずつ落ち着いていきます。
ただ、プリントオンデマンドの本は、絶版や在庫切れになることがありません。発売直後の山を越えた後も、ずっと売り続けることができます。では、売上が落ち着いた後、本のためにできることはないのでしょうか。
出版後に手直しした本には、こんな傾向も
パブファンセルフには、販売中の本の表紙や本文を手直しできる「改修申請」という仕組みがあります。そこで、発売直後の山を越えてから改修した本と、同じ時期に発売され改修しなかった本とで、改修前後の売れ方を比べてみました。

比べたのは、改修前に月3〜4冊以上売れていた本です。数値は、一部のよく売れた本に引っぱられないよう、平均値ではなく、各月の「中央値」で見ています。
改修前の3か月、どちらの本も売上は少しずつ下がっていました。ただ、改修しなかった本のほうが、下がり方が急です。
改修の直前から3か月後までで比べると、改修しなかった本は売上が約4割減ったのに対し、改修した本は約2割減。減り方は、ほぼ半分でした。
もちろん、この差が改修によるものとは限りません。改修の前から下がり方に差があったことを考えると、著者が本の紹介に熱心だったことなど、ほかの理由も考えられます。
ただ、こういう見方もできるのではないでしょうか。出版した後も本の「いま」に目を向け、読む人のことを考えて見直しを意識する。そうした著者の姿勢が、売上の数字にも表れているのかもしれない、と。
読者の声や、時間をおいて読み返した自分の本と向き合い、「ここをもっと良くしたい」と思えたならば、見直しのタイミングです。
出版した本は、あとからでも見直せる
売上が落ち着いていくのは、多くの本に共通する流れです。でも、プリントオンデマンド(POD)の本は売り場からなくなりません。時間がたってからでも見直して、また読者に届けていける。そこが、POD出版のいいところです。
パブファンセルフでは、無料の「改修申請」で本の一部修正ができます。表紙や本文のデータの修正のほか、価格や内容紹介、検索キーワードなども変更できます(本文は、誤字脱字の直しなどの小さな修正に限ります)。
※大幅に加筆したり、内容を改めたりしたいときは、改訂版として新しく出版することができます(こちらも無料です)。
発売から時間がたった本を、もう一度手に取って読み返してみませんか。出版したときには気づかなかったことが、見つかるかもしれません。
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改修申請の詳しい内容は、ユーザーガイド(操作編)をご覧ください。
- 調査の概要
- パブファンセルフの本のAmazon POD(プリントオンデマンド)での販売データをもとに、当社で集計しました(電子書籍、Amazon以外の販売は含みません)。
- 発売後の販売冊数の推移:2022年1月〜2025年8月に発売された本(発売後1年以上の販売データがそろう本)すべてが対象。
- 改修前後の比較:2023年4月以降、発売から3か月以上たって改修申請をした本と、同じ月に発売され改修申請をしていない本が対象。改修申請日の前3か月と、改修完了後の3か月の販売冊数を比べています。
パブファンセルフについて
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