POD出版とは？わかりやすく解説

2024.3.14

Tips

POD、POD出版、プリント・オンデマンド。

言葉は聞いたことはあるけど、よく知らないままという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、PODやPOD出版の基本についてわかりやすく解説します。

POD（プリント・オンデマンド）とは

PODとは、「Print On Demand（プリント・オンデマンド）」の頭文字を取った言葉です。

オンデマンド（＝要望に応じて）、プリント（＝印刷する）、つまりユーザーから要望があった際に、その都度必要な分だけ必要なデータを印刷する印刷技術のことです。

オンデマンド印刷、と呼ばれることもあります。

伝統的な印刷方法（主にオフセット印刷）でも少ない部数での印刷ができないことはないのですが、まとまった初期費用が発生するために1冊あたりの単価が高くなりがちです。

印刷に使う版を作成するために初期の工程が必要で、これには一定のコストがかかるためです。

よって現実的には数百〜数千部というまとまった部数を印刷する必要が出てくるため、在庫を抱えるリスクが発生します。

逆をいえば、大部数の印刷に向いています。

一方で、PODは注文があった際に都度必要な数だけ印刷する方式なので、初期費用を抑えながら、1部からでも印刷が可能です。

書籍だけでなく、パンフレット、カタログ、ポスターなど、あらゆる印刷物で活用されています。

それでは、POD出版とは何でしょうか？

POD出版は、POD技術を利用して本を出版するサービスを指します。

オンデマンド出版、と呼ばれることもあります。

従来の（伝統的な）出版方法では大量印刷が一般的ですが、POD出版ではお客様の注文が入るたびに、その都度印刷・製本を行い、必要な数だけ発送します。

これにより初期費用や無駄な在庫（リスク）を減らし、柔軟で効率的な本の制作が可能になります。

同時に、在庫管理のための手間やコストも軽減されるという、非常にメリットの大きい出版方法です。

たとえばAmazonで、「Kindle版 (電子書籍)」などとは別に、「オンデマンド (ペーパーバック)」という表記で販売されている本を見たことはありませんか？

それがまさに、POD出版されている本です。

ちなみにですが……

POD、POD出版、プリント・オンデマンド、オンデマンド出版。

これらの言葉は、略語も含めて混同して使われているのが実際のところです。

いかがでしたか？

新しい出版スタイルであるPOD出版について、どのようなものか理解していただけると嬉しいです。

株式会社PUBFUN（パブファン）では、法人向け・個人向けのPOD出版サービスを提供しており、業界トップクラスの実績があります。

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