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トップ > パブファンセルフ出版体験談 > 本が売れない!からのスタート。リピーター獲得の秘訣は、情報発信×読者の声×改訂版。

CASE STUDY 実用書

本が売れない!からのスタート。
リピーター獲得の秘訣は、
情報発信×読者の声×改訂版。

競馬で勝つためのノウハウをPODで個人出版。
読者の声をもとに改良を重ね、商業出版も実現させた玉嶋 亮さん。

著者 玉嶋 亮さん

著者 玉嶋 亮さん

※記事中では、インタビュー当時のサービス名(ネクパブ・オーサーズプレス)で表記しております。

本を出版したきっかけ

見つけた競馬の方法論。誰か、助かる人がいるんじゃないか

――まず、競馬の本を出版しようと思ったキッカケを教えてください。

友達に誘われて始めた競馬が、すごく面白かったんです。これは、ちゃんと向き合えば稼げるんじゃないかなと。

ただ、競馬はレース数がとても多く、アマチュアの立場で全てのレースに目を通すことは困難です。そこで、3年ほど試行錯誤し、方法論を見つけたことで、コンスタントに勝てるようになりました。自分がそのノウハウをまとめた本を出すことで、助かる人がいっぱいいるんじゃないかと思ったことが、最初のきっかけです。

――ブログやSNSなど、さまざまな発信方法がある中で、あえて手間のかかる「出版」を選んだ理由は?

元々、本を出したい気持ちがあったことが大きいです。他のジャンルでは難しくても、競馬なら、知識も経験もありました。早速書き始めてみたところ、軽く5万文字に到達しそうだったことから、競馬の本の出版を決めました。

ネクパブ・オーサーズプレスを選んだ理由

想像以上に簡単!これで本が出せちゃうんだと驚きました。

――最初、商業出版社に売り込みをかけたと伺いました。

はい、ある程度原稿が出来上がった段階で、4、5社にメールで送りました。結果は、遠回しのお断りです。要は「出版実績も売上実績もない人の本を誰が読むの?」ということですが、当たり前と言えば当たり前だと思います。

――その時点で、心が折れることはありませんでしたか。

最初から「多分無理だろうな」と思いつつやったことですから、失敗とは思いませんでした。すぐに次の手を探す中で見つけたのが、ネクパブです。元々自費出版にはある程度お金がかかることを知っていたので、すぐにネクパブに決めました。

――ネクパブを選んだ決め手について教えてください。

他社も含め、いろいろ比較検討しましたが、ネクパブが一番簡単だったんです。自分でPDFをつくればいいし、表紙画像もシンプルな状態で出せます。「これで本が出せちゃうんだ」というのが率直な感想でした。

ある程度原稿を準備していたこともあり、ネクパブを見つけてから4ヶ月後には、1冊目の本が出版できました。

――出版準備中に悩んだことはありますか?

自分の頭の中には、すでに書きたいことがありました。でも、これまでは自分が競馬に勝つためだけにやってきたことでも、今度は、人を勝たせることが求められます。手順や定石をわかりやすくまとめることは、全く別次元の話で、後者のハードルが圧倒的に高いことを痛感しました。自分が勝つことよりも、他人である読者の方々に方法論を伝えて勝たせるのって、ずっと難しいんですよ。

――『競馬の教科書』というタイトルはどのようにして決まったのでしょうか?

想定した読者層から検索されやすいキーワードを選んで、タイトルを考えました。ネット社会では、検索されなければ見つけてもらえません。まずは、手に取っていただかないと、土俵に上がれませんから。

実際に本を作ってみて

1冊目より2冊目、2冊目より3冊目。反響も売上も増加

――1冊目の本を出版した感想を教えてください。

まずは、自分が考えていたものが形になったことが嬉しかったですね。自分で見本書籍を注文し、本を手にしたときに、喜びを実感しました。

ただ、最初はほとんど売れませんでした。誰が書いたのかわからない本ですから、当たり前ですけどね。「怪しい本だ」「玉嶋っていう、変なヤツが出てきた」と、大分叩かれた記憶があります(笑)。

――お話を伺っていると、あまり売れなかったことを冷静に受け止めている印象です。

はい、そもそも私は出版の素人ですから、一発目からうまくいくとは思っていませんでした。それに競馬は、1年でワンサイクルの部分もあります。まずは1冊目を出して、Amazonのレビューやネットのサービスを使った「質問箱」で、いろいろな方から意見をもらおうと考えていたんです。

――「質問箱」の活用は、いいアイデアですね。

本のあとがきにも、メールアドレスを載せて質問や意見を求めていましたが、読者の方々にとっては手間のかかる面倒な方法です。誰も送ってくれませんでした。そこで「質問を受け付けていますので気が向いたら聞かせてください」という感じでTwitterから質問箱に誘導したところ、Twitterで直接質問することに抵抗を感じる方からも、たくさんの質問や意見、要望が届きました。

目を通す中で、読者の方が何に困っているのか、私の想像が及ばなかった部分があることに気づいたんです。どうでもいいことをダラダラ書いてしまっていたり、逆にわかるだろうと思って端折ったことで、わかりにくい内容になったりしていました。特にたくさん質問が来た内容は、本の内容が読者に伝わっていないと考え、質問に対する改善点を書き出し、改訂版の準備をしました。

――改訂版を出すにあたって心がけたことはありますか。

読者の意見を元にした改善点に忠実に書くことです。また、最初の本では極論に寄せて書きましたが、誰がやっても、大体同じ方向に進めるような書き方を心がけ、再現性の高さを心がけました。手順や考え方も、より噛み砕いて伝えることで、誤解を招かないように改善しました。

――改訂版となった2冊目の出版の感想について教えてください。

改訂版を出すと決めたときから、Twitterで告知していたんです。その効果もあり、2冊目は、1冊目以上に売れました。Twitterのタイムラインに、1冊目を買ってくれた方が2冊目も購入したコメントが流れたことで他の人も「この本は、信頼できるかも」と感じてくださったのだと思います。

――そしてその2冊目で、ネクパブPODアワード2021審査員特別賞受賞、おめでとうございます。

ありがとうございます。賞をいただいただことで、読者の方にも、「やっぱりいい本だったんだ」と喜んでいただきました。

――そしてさらに改訂し、3冊目の出版。この反響はいかがでしたか。

3冊目は、読者の方の反応が明確に良くなり、私自身も大きく変わった実感がありました。ここからは、私の想像ですが、1冊目の時点では、まだ問題の多い本でした。2冊目は、改善点の対応に精一杯の状態です。

そして3冊目では、自分の頭で考え直す余裕もでき、これまでの問題点がクリアになったこと、最後にQ&Aを掲載し、質問に対してダイレクトに答えたことが良かったのだと思います。

出版に対する意識

良いものをつくるには、常に読者の方々が最優先

――個人出版、いわゆるネクパブのような出版形態の場合、自分が書きたいものをそのまま世に出すことができます。ただ、玉嶋さんは、最初から改訂版を見据え、質問箱を設けて、顧客ニーズを汲み取り、マーケティングをされていることに驚きました。

自分で言うのも僭越ですが、読者の方々のことを最優先に考えないと、本当に喜ばれるものはなかなか書けないし、続けられないと思います。自分本位で「俺は書きたいから書いた」という姿勢だと、読者の方々の心に響く良いものは書けません。

――出版にあたり、玉嶋さんが一番大切にしていることを教えてください。

読者様最優先。読者の方にメリットがないものは、絶対に書かないということです。出版を仕事に例えるなら、まずは第一が顧客、つまり読者に喜んでいただくことが最優先です。その次は、今回だと関係者であるネクパブ。そして、最後に私。当たり前ですが。

もちろん、本がたくさん売れたら嬉しいですよ。自分の懐にも、たくさん売上が入りますから。でも、自分の都合だけで物事を考えるようなことは、私は絶対にしません。言い方は乱暴ですが、それって、理念なきお金儲けですから、私の中では詐欺と同じです。

――「もっと本を売りたい」「より多くの人に届けたい」と悩んでいる方には、とてもヒントになる考え方ですね。

例えば、私の場合「この本を買えば、絶対に勝てる」といった売り方をすれば、一時的に売上が増えるかもしれませんが、買い手側をミスリードして、不幸な人を生み出してしまいます。だから、そんな売り方はしません。個人出版だとしても、読者の方が最優先との考え方は、大事だと思います。

SNSを効果的に活用

個人出版は、情報発信が重要。宣伝ではなくメリットのある投稿を

――玉嶋さんはSNSもかなり効果的に使われている印象です。広告宣伝の考え方について教えてください。

個人出版は、ひとりだけで作っている限りは、基本的に誰もバックアップしてくれません。だから、自分で発信しないと売れないと思います。私も1回、Google広告を使おうと思い、調べたことがありましたが、金額が高くて、そもそも話になりませんでした。本を売りたいなら、自分でやっていくしかない。だから、私はTwitterを始めました。

――Twitterのフォロワー数8,000名以上(2023年3月20日時点)は、個人の方にしてはかなりの数です。プロフィール部分の、「当たりマーク」の使い方もおもしろいですね。

プロフィールは、自分の“顔”ですからね。競馬以外のジャンルの出版を考えている方にも言えることは、鬼のように自分の本の宣伝だけを投稿していても、誰も見ないということです。

私の場合、毎週Twitterで競馬の予想、コラムを出しています。Twitterは、無償で競馬の情報を提供することに徹して、「なかなか良い予想するから、コイツの本を買ってもいいかな?」と思ってくださる方が出てくればいいな、と思って取り組んでいます。まあ、無料の試食サービスみたいなものですね。

――読者やフォロワーにとってメリットのある情報を提供されているんですね。

著書の一部を抜粋して投稿したこともあります。私のアカウントは、無料で競馬に役立つ情報、しかも稼げる情報がもらえる場所だと認識してもらっているはずです。その上で、バズった(=多くの人に注目され、拡散された)ツイートに、本の宣伝とAmazonへのリンクのツイートをぶら下げることで、本を手にとってもらえる確率も上がります。

無料とはいえ、それなりに勝てる競馬の予想や理論を配信し、私のことを信頼してくださった方に、本を買ってもらえればと思っています。

出版をしたい人に向けて、今後の活動予定

読者のメリットを考える。ブラッシュアップして改訂版を出す。

――ネクパブで出版を考えている人に向けたメッセージをお願いします。

読者にとってのメリットを考えること、そして、自分の利益に寄せないことが大事だと思います。完成度が低いのに、値段が高い本は、リピーターの獲得はできません。「1回売ってしまえば終わり」のような売り方は、やめたほうがいいと思います。

とにかく1回出版して、読者からの意見をいただくのがよいかと思います。1回出版した時点で、自分の頭が凝り固まっているので、第三者から意見をもらえることは、とてもありがたいことです。そしてその意見をもとに改善していくと、より良い本が出来上がります。これは競馬だからではなく、釣りでも筋トレでも料理でも、どんなジャンルでもきっと同じです。

――これから1冊目を出版しようとしている人、すでに1冊出版した人、どちらの方にも役立つアドバイスだと思います。

ネクパブで本を出版した方は、きっと別の内容で2冊目、3冊目を書きたいという気持ちが出てくると思います。もちろん、それもひとつの方法です。でも、1冊の本を大事に育てていくことも、読者にとってメリットを感じやすいです。

また、口コミなどで評判になりやすく、売れると思います。完成度の低い本を次々出したとしても、おそらくそれぞれが少しずつ売れる程度。だからこそ、改訂版はおすすめです。

「改訂版を出すと、同じ人は買わないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、1冊目の読者が、ある程度満足してくれていたら、改訂版の変更内容を確認し、2冊目を買ってくれる可能性は大いにあります。

――最後に今後の出版や活動のご予定について教えてください。

私は、今回ネクパブの出版を経て、商業出版の売り込みに再挑戦し、商業出版版の『競馬の教科書』を出版することができました。私なりに、地道にコツコツやってきたことや、僭越ながら、私の競馬理論や、馬券の実績を高く評価していただいたと思っています。

――今後も、新たな形でネクパブを活用していただけると嬉しいです。

ぜひ!私にとって、ネクパブは、本を書く入口をつくってくれた存在であり、原点です。書きたいものを書ける、自分の本を売りたいと思ったときに使える、心強い存在だと思っています。

商業出版を経験したことで、タイトルや目次、書き方のノウハウが身についた実感もあります。得たノウハウを活かし、またネクパブで新しい本を出版したいです。

――商業出版を経て、よりパワーアップした玉嶋さんの次の本が楽しみです。本日はありがとうございました!

プロフィール

玉嶋 亮さん
1985年生まれ。競馬歴15年以上。Twitterにて競馬情報や予想を定期的に発信(@keiba_tamashima)。ネクパブ・オーサーズプレスで『競馬の教科書』を3冊出版、個人出版ながらヒットを記録し、商業出版に至る。本業を抱え時間の成約があるため、競馬は芝オープンクラスのみにフィールドを限定している。アマチュア最強の予想屋、日本一の競馬作家になるのが目標。

2023年2月に発売された、商業出版版『競馬の教科書』(オーパーツ・パブリッシング刊)。

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パブファンセルフユーザーさんによる出版体験談、いかがでしたでしょうか? ご参考になれば幸いです。パブファンセルフは、会員登録やサービス利用料はもちろん、基本的に出版費用は無料です。読者からの注文のたびにアマゾンで1冊ずつ印刷・製本・発送されるPOD出版(プリント・オン・デマンド)なので、在庫も初期費用も必要ありません。
また、アマゾンで本を出版することの宣伝効果は絶大です。多くの人が一度は利用したことがあるアマゾンなら安心感もありますので、本を手に取りやすい利用者も多いことでしょう。

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